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パパラギ
―サモア島の酋長による文明批判―

パパラギ はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集
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ウポル島(西サモア)の酋長ツイアビがヨーロッパで感じた文明の矛盾を語った書。
1920年、エーリッヒ・ショイルマンによって出版された。「パパラギ」とは白人のこと。

ツイアビの言葉はユーモラスだが、鋭い文明批判となっている。

なお、ツイアビの言葉はすべてショイルマンによる創作である。

パパラギのからだをおおう腰布とむしろについて
(パパラギの)女や娘のからだがあまりしっかりと隠されているので、男や若者たちは、ひと目でいいからそれを見たいという強い願いを持っている。

もし女たちがもっと自由にからだを見せていれば、彼らが娘に会ったとしてももっとほかのことを考えるだろうし、目はいびつにならないだろうし、口もみだらな言葉を吐くことはないだろう。

たくさんの物がパパラギを貧しくしている
少ししか物を持たないパパラギは、自分のことを貧しいと言って悲しがる。食事の鉢のほかは何も持たなくても、私たちならだれでも、歌を歌って笑顔でいられるのに、パパラギの中にそんな人間はひとりもいない。

パパラギの職業について―そしてそのため彼らがいかに混乱しているか
どのパパラギも職業というものを持っている。職業というのが何か、説明するのはむずかしい。喜び勇んでしなくちゃならないが、たいていちっともやりたくない何か、それが職業というもののようである。